ある夜、「一人の誕生日を楽しむ方法」と検索した。ホテルに泊まる。寿司を食べる。焼肉に行く。少し値の張る服を買う。画面には、いかにも「正しいご褒美」と言いたそうなリストが並んでいた。
理屈はわかる。たぶんそれが、世間的な正解なのだろうと思う。ただ、問題がある。そこまでの予算がない。スケジュールも詰め込みたくない。そもそも、誕生日当日にいきなりテンションを上げられるほど、心のエンジンはまだ若くない。
ないないづくしのまま、今年で41歳になる。
それでも今年の誕生日くらい、自分に何かひとつ渡したいと思った。ただし、豪華な誕生日会ではない。参加者はおのれ一名。主催は僕。祝われる人も僕。場を盛り上げる役目だって、僕だった。
書いていると、じわじわ切なくなってくる。
でも、これが現実だ。現実なら、やるしかない。何もしないまま6月30日が終わるよりは、きっとましだから。
一人の誕生日を楽しむ方法を、41歳おじさんが考えてみた
そこで今回は、41歳になるおじさんが誕生日を「なかったこと」にしないために、前日から「誕生日ミッションのしおり」を作ってみることにした。
今回のテーマは誕生日。しかも当日ではなく、前日譚。
のりてらブログの「ばからシリーズ」として書いていく。ばからシリーズとは、馬鹿らしいことを、少しだけ心理学っぽく考えてみるシリーズである。
役に立ちそうで、たぶんそこまで役には立たない。でも、何もしないよりは少しだけましかもしれない。そんなことを、本気でふざけながら記録していく。
くだらない。でも、くだらないことをちゃんとやると、たまに自分を少し救うことがある。
知らんけど。
名付けて、41歳おじさん誕生日ミッション準備編。
今年の6月30日で、41歳になる。
正直に言えば、誕生日が近づいてきたからといって「うおおお!誕生日だ!」というテンションにはならない。そんな高揚感は、たぶん20代のどこかに置き忘れてきた。回収の見通しは、今のところない。
それでも、何もなかった日にはしたくない。
この気持ちだけは、わりとはっきりある。
とはいえ、「一人で楽しめ」と言われても、当日にいきなりそれができるほど器用ではない。こちとら40代のおじさんである。急なテンション切り替えには対応していない。
誕生日当日の自分にすべてを委ねると、きっと普通にスマホを見て、普通にご飯を食べて、普通に夜になる。翌朝、「あれ、誕生日終わってたな」と気づく。
それだけは避けたい。
だから前日の自分が、当日の自分に作戦書を残すことにした。
任務だ、のりてら。6月30日を何もなかった日にするな
ある日、いつものように仕事前にスケジュール帳を確認していると、脳内の上官から通信が入った。
「任務だ、のりてら」
この時点で、嫌な予感しかしない。脳内上官がわざわざ呼び出してくるときは、だいたいろくでもない任務である。
「6月30日。お前は41歳になる」
それは知っている。できれば静かに受け止めたい事実を、わざわざ通信で読み上げなくてもいい。あ、その日休みだ。なんて思ったけどさ。
しかし上官は続ける。
「独り身の誕生日を、最高の日にせよ」
無茶じゃね?
最高の日。言葉だけなら爽やかだ。青空、火花が散るケーキ、笑顔、素敵な一日。そういう映像が思い浮かびそうなものだが、実行するのは41歳目前のおじさんである。
「最高の日にしろ」と言われても、何から手をつければいいのかわからない。
しかも今回の参加者は一名。主催、僕。祝われる人、僕。盛り上げ役、僕。
自分主催・自分参加・自分拍手。
文字にすると、かなり密度の高い誕生日会だ。このままだと会場はおそらく自室。司会も自分。状況によっては、部屋に自分の拍手だけが響く未来もある。
もはや事件である。
ただ、今回の任務はゲームみたいに世界を救うことではない。6月30日を、何もなかった日にしないこと。それだけだ。
最高の日にするのはハードルが高くても、「これはこれであり」と言える日にはできるかもしれない。いや、できるかどうかはまだわからない。
とりあえず、作戦書くらいは書ける。
なお、この作戦書は自動的には消滅しない。むしろ、翌日の自分が見返せるように、しっかり残しておく。
作戦が失敗しても、組織は関知しない。映画みたいだ。
というか、組織には僕しかいない。
誕生日の前日準備は、誰かのためだけじゃなくていい
「誕生日 前日 準備」と調べると、出てくるのはほぼ全部、誰かを祝うための準備だった。プレゼントを選ぶ。店を予約する。サプライズを考える。子どもの誕生日をどう演出するか。恋人や家族に何ができるか。
それはそれで、大事なことだと思う。
ただ、地球上のだれかがふと思った。「自分の誕生日を、自分で準備してもいいのではないか」
誰かを祝う準備はたくさん語られているのに、自分を祝うための前日準備は、意外と語られていない。だったら、自分でやればいい。
自分のためにケーキを選ぶ。自分のために行き先を決める。自分のために、少しだけ動けそうな作戦を立てる。
文字にすると、少し切なさと、悲しさと、心強さとか感じるが。
でも、そんな場合ではない。敵は待ってくれない。ミッション日(誕生日)は刻々と迫っていた。
敵は秘密結社「いつも通り」だった
この作戦には、敵がいる。その名も、秘密結社「いつも通り」。
彼らの目的は、6月30日をただの平日に戻すことだ。いつも通りスマホを見る。いつも通りご飯を食べる。いつも通り夜になる。翌朝、「あれ、誕生日終わってたな」と思わせる。
地味だ。
でも、こういう敵が一番しぶとい。
大きな事件は起きない。爆発もない。追跡もない。ただ静かに、誕生日がいつもの一日に溶け込んでいく。
気づいたときには、任務失敗になるだろう。

現実の上官「財布」が支給品購入を止めてくる
誕生日だから、自分へのプレゼントが欲しい。理想を言えば、少し値の張る服。41歳になる自分に、ちゃんとしたものをひとつ渡したい。
ただし、ここで問題が発生する。自分へのプレゼントとして処理しようとすると、現実の上官「財布」から通信が入るのだ。
「予算オーバーだ、のりてら」
その一言に、体が硬直する。予算と聞くだけで痙攣しそうだ。EC時代の呪縛を感じる。
たしかに任務は誕生日を祝うことであって、財政を崩壊させることではない。そこを間違えると、別の意味で忘れられない誕生日になる。それは困る。
そこで、発想を変えることにした。
これはプレゼントではない。任務遂行に必要な支給品である。
そう言い張る。
財布上官をごまかすには、名目が大事だ。プレゼントと言うと贅沢に聞こえる。しかし支給品と言えば、任務に必要な装備になる。
財布上官には「プレゼント」ではなく「任務遂行に必要な装備品」として申請しておく。
名目は、大事である。
もちろん、財布上官の監視は厳しい。高すぎるものを選べば、すぐに通信が入る。
大事なのは金額ではない。
自分へのプレゼントを、任務用の支給品として偽装することだ。
言い張った者勝ちである。
カロリー警察がケーキ売り場で待ち構えている
誕生日といえば、ケーキ。
ただ、ケーキ売り場に近づくと、やつらが現れる。カロリー警察である。
「その糖質と脂質、本当に必要ですか?」
いつもなら、この時点でお店を離脱するが。だがこの日は、こう返そうと思う。
「必要です。今回の誕生日ミッションにかかせません。いいですか、そもそもケーキというものは~……。」
お得意のオレオ公式文を準備しておく。
最悪、脳内ラップバトルも想定しよう。
「糖質、脂質、血糖値は敵!見過ごせないぞ、そのケーキ!」
カロリー警察が、無駄にリズムよく詰めてくる。
「ケーキ買う勇気!あんたは短気!おまえにゃわからん、この歓喜!」
言っていて、何を言っているのかわからなくなってきた。でも、負けるわけにはいかない。
もちろん食べすぎはよくない。でも誕生日に小さなケーキや甘いものを用意するくらいは、許可していい気がする。豪華なホールケーキでなくてもいい。コンビニのスイーツでも、スーパーのプリンでも十分だ。
大事なのは、「今日は誕生日っぽいものをひとつ用意した」という事実を作ることだ。
カロリー警察とは、今日だけは戦おう。
テンション低下部隊が「また今度でよくない?」とささやく
当日もっとも厄介なのは、テンション低下部隊である。
彼らは朝から静かにやってくる。「アウトレット、別に今日じゃなくてもよくない?」「サウナもまた今度でよくない?」「今日は普通でよくない?」
やめろ。
その声は刺さる。
人間は、予定がないといつも通りに戻る。特に自分一人の予定は、後回しにされやすい。誰かとの約束なら守るのに、自分との約束はいとも簡単に延期される。
だからこそ、前日に作戦書が必要になる。
当日の自分を、信じすぎない。
これが40代の知恵だと思う。たぶん。
前日に作る「41歳誕生日ミッション 旅のしおり」
そこで作るのが、41歳誕生日ミッションの旅のしおりである。
修学旅行のしおりのようでもあり、極秘任務の作戦資料のようでもある。かわいいのか物々しいのか、立ち位置がよくわからない。
でも、本気でふざけるにはちょうどいい。
大事なのは完成度ではない。前日の自分が当日の自分に、「この通りに動けば、少なくとも何もなかった日にはならないぞ」と渡しておくこと。それだけだ。

41歳誕生日ミッション 旅のしおり
目的:6月30日を何もなかった日にしない。
作戦参加者:のりてら 1名
ターゲット(祝われる人):のりてら
持ち物:財布、スマホ、タオル、少しのやる気
主な任務:
・アウトレットで支給品を探す
・スーパー銭湯で回復する
・甘いもの、または誕生日メシを確保する
・SNSに作戦報告を投下する
・15分だけ記録を残す
成功条件:
「ばからしいけど、これはこれであり」と言えたらクリア。
やっていることは、ただの予定表だ。
でも「予定表」と呼ぶより「誕生日ミッションの旅のしおり」と呼んだほうが、少し動ける気がする。言葉ひとつ変えるだけで、ただの買い物が支給品調達になり、スーパー銭湯が回復ポイントになる。
安上がりな演出である。
でも、こういう安上がりな演出に、人は意外と助けられるものかもしれない。
誕生日ミッションの決め方
誕生日ミッションといっても、難しくする必要はない。
むしろ、難易度を上げすぎると失敗する。誕生日にまで達成感を巡る戦いを持ち込むと、ただ疲れる。人生は平日だけで、十分すぎるほどミッションを出してくる。
誕生日くらい、ゲーム難易度はイージーでいい。
今回のルールはゆるめだ。ケーキを食べたらAランク。サウナに行けたらSランク。生きて当日を迎えたら、もうクリア。
それくらいでいいと思う。
ここからはちょっと心理学的にも考えたミッションについて書こうと思う。
MISSION 00:明日の自分をどう扱うか決める
まず決めるのは、明日の自分をどう扱いたいかだ。
今回の答えは、これにした。
雑に扱わない。
大げさに祝わなくていい。最高の一日を目指して気合いを入れすぎなくていい。でも、何もなかったことにはしない。
41歳になる自分に、少しだけご褒美を渡す。
それが今回の作戦の目的だ。
MISSION 01:支給品候補を決める
次に、自分への支給品を決める。
本当は値の張る服が欲しい。ただし、財布上官が厳しい。かなり厳しい。財布上官は感情論で動かない。「誕生日なんです」と言っても、残高という冷たいデータを突きつけてくる。
だから偽装する。
服、靴下、サウナ用タオル、ジム用ウェア、本、ノート、コーヒー。なんなら、いつもより少しいいお菓子でもいい。それらの中に一つだけ本命を混ぜる。
大事なのは、買ったものを「ただの買い物」で終わらせないことだ。
これは41歳の自分への支給品。
そう言い張ればOK。罪悪感も隔離できる。
MISSION 02:作戦ルートを確認する
当日は、アウトレットモールに行く予定がある。そのあと、少しいいスーパー銭湯でサウナに入る。
普通に言えば、買い物とサウナだ。でも誕生日ミッション中なので、呼び方を変える。
アウトレットは、支給品の調達地点。スーパー銭湯は、安全地帯(回復ポイント)。
急にゲームっぽくなった。ただ今回の任務は、スネークみたいに敵地に潜入するわけではない。
ただ、ショッピングモールで財布上官に僕へのプレゼントを支給品と偽装し、スーパー銭湯でテンション低下部隊を振り切る。さらに帰宅後には、ある罠を回避する必要がある。
思ったよりゲーム要素がある。
やっていることはいつもと同じだ。買い物して、風呂に入るだけ。それでも、言葉を変えるだけで少しだけイベントになる。
人生に意味が見えない日は、まず名前を変えてみる。
たぶん、そのくらい雑な工夫でもいい。
MISSION 03:成功条件を決める
今回の成功条件は、これだ。
「ばからしいけど、これはこれであり」
そう言えたらクリア。
完璧な誕生日にしなくていい。最高の一日でなくてもいい。アウトレットで良いものが見つからないかもしれない。サウナが混んでいるかもしれない。スマホを見すぎて時間を溶かすかもしれない。
それでも最後に、これはこれであり。
そう思えたら、今年の誕生日ミッションは成功とする。
コピペして使える、誕生日ミッションのしおりテンプレ
ここまで読んで「自分も何か作ってみるか」と思った人向けに、空欄のしおりテンプレも置いておく。スマホのメモ帳にも貼って使えるヤツ。
立派な予定表でなくていい。雑な指令書でいい。前日の自分が、当日の自分に渡すメモくらいで十分だ。
コピペして使える 誕生日ミッションのしおり
目的:__月__日を、何もなかった日にしない。
作戦参加者:______ ○名
主催:______
ターゲット(祝われる人):______
持ち物:財布、スマホ、タオル、少しのやる気、______
主な任務:
・______を食べる
・______へ行く
・自分への支給品をひとつ探す
・15分だけ記録を残す
・最後に「これはこれであり」と言う
スマホ使用ルール:
・作戦確認は許可
・写真撮影は許可
・目的のないスクロールが始まったら即撤退
成功条件:
「______」と言えたらクリア。
ここまでやると、少し大げさに見えるかもしれない。
でも、大げさにしないと、日常に負けることもある。
秘密結社「いつも通り」は、そういう隙を狙ってくる。
まさか、お前が裏切り者だったのか。「○○○!」
ここで、見落としていた存在がある。
スマホである。
最初は完全に味方だと思っていた。作戦書を確認する。地図を見る。アウトレットやスーパー銭湯の情報を調べる。写真を撮る。SNSに報告を投下する。
この任務において、スマホは欠かせない装備のはずだった。
しかし、よく考えると危うい。作戦書を確認するつもりでスマホを開く。少しだけSNSを見る。少しだけ動画を見る。少しだけニュースを見る。
「少しだけ」
この言葉がもう危ない。
気づけば、誕生日ミッションとは無関係な時間が流れている。誰かのキラキラした投稿を眺め、知らないニュースを読み、気づけばおすすめ動画の三本目に入っている。
夜の部屋でスマホを開くと、だいたい任務は危険になる。
光っているのは画面だけ。こちらの意識は、静かに暗がりへ引きずられていく。
ステルスゲームなら、ここで警戒音が鳴っている。
おかしい。
作戦書を確認していたはずなのに、作戦が一ミリも進んでいない。時間だけが静かに減っている。
ま、まさか。
「お前が裏切り者だったのか、スマホ!」
味方のふりをして、こちらの時間を奪う。秘密結社「いつも通り」の現地工作員。それがスマホだったのかもしれない。
とはいえ、スマホを捨てるわけにはいかない。地図も作戦書も写真もSNS報告も、全部こいつの中にある。
だから倒すのではなく、監視する。

スマホ使用ルール
・作戦確認は許可
・地図確認は許可
・写真撮影は許可
・SNS作戦報告は許可
・目的のないスクロールが始まったら即撤退
誕生日の主役はスマホではない。
41歳のおじさんだ。
ここは、わりと本気で忘れないようにしたい。
ばからしい作戦を、心理学っぽく見る
ここまで、かなりふざけて書いてきた。
でも、この準備は少しだけ心に効く気がしている。大げさな話ではない。人生が変わるとか、最高の誕生日になるとか、そういう話ではない。
ここから少しだけ、ばからシリーズらしく心理学っぽく考えてみる。
とはいえ、難しい話をしたいわけではない。誕生日ミッションのしおりを作る。支給品を決める。ケーキを用意する。やっていることは、かなり馬鹿らしい。
でも、馬鹿らしい行動の中にも、当日の自分を動かしやすくしたり、自分を少し雑に扱わないための工夫は入っている気がする。
前日に決めると、当日の自分が動きやすい
心理学っぽく言えば、これは実行意図に近いのかもしれない。
いつ、どこで、何をするか。それを先に決めておくと、当日の自分が動きやすくなる。
ただ、この記事では難しい言葉より、こう呼びたい。
前日の自分が、当日の自分に残す雑な作戦書。
当日のテンションを信じすぎない。これが40代には大事だと思う。たぶん。
もうひとつ言えば、気分が上がるのを待ってから動くのではなく、先に小さく動いてみるという考え方もある。
気分が上がったら出かける、ではなく、出かける予定を先に置いておく。楽しくなったら祝う、ではなく、小さなケーキを先に用意してみる。
順番を逆にする。
気分を待つのではなく、行動で少しだけ気分を迎えに行く。今回の誕生日ミッションは、たぶんそういう作戦でもある。
ケーキや拍手は、小さな儀式になる
ケーキを用意する。自分におめでとうと言う。もしかしたら、自分で拍手する。
はたから見たら、だいぶばからしい。
でも、こういう小さな儀式は、気持ちに区切りをつける力がある気がする。何もなかった日にしない。今日だけは少し特別だったと言える日にする。
そのための、ささやかな演出だ。
自分を祝うのは、自分を雑に扱わない練習かもしれない
セルフコンパッションという言葉がある。
ざっくり言えば、自分を責めすぎず、少しやさしく扱うこと。今回の言葉で言えば、41歳のおじさんにケーキを支給することだ。
急にスケールが小さくなった。
でも、それでいい気がする。
自分を大切にするというと、少し照れる。でも、自分を雑に扱わない。それくらいなら、できそうだ。
去年の自分には何も言えない。でも今年は少し祝ってもいい
この記事を書いていて、「去年の自分に何か言うとしたら?」という考えが浮かんだ。
正直、言葉が出てこない。うつで苦しんでいた時期だったから、軽く励ますのも違う。大丈夫だったよ、と言うのも違う。
「悪い意味で、何も言えねぇ」それが一番近い感覚だった。
でも、今年の自分は少し違う。仕事をしている。ブログを書いている。ジムにも行っている。
完璧ではないけれど、少しずつ積み上げてきた。
だから41歳の誕生日くらい、少し祝っていいのかもしれない。誰かに盛大に祝ってもらう日でなくていい。
自分で自分に、少しだけご褒美を渡す日。
それで十分だ。
そんで来年の自分に残すなら、たぶんこの一言だ。
「まだ積み上げていますか」
たいそうな言葉ではない。でも今の自分には、これくらいがちょうどいい気がする。
任務開始前の確認事項
脳内で出てきた質問をここに残しておきたい。その質問を今回はAIに答えてもらった。参考になれば幸いだ。
一人の誕生日は何をして過ごせばいいですか?
好きなものを食べる、自分への小さなプレゼントを買う、行きたかった場所へ行く、のんびり休む、そういった選択肢があります。ただ、無理に派手な予定にしなくていいと思います。
今回のように、ケーキを用意する、サウナに行く、15分だけ記録するなど、小さなミッションにしても十分です。
誕生日の前日に何を準備すればいいですか?
当日にやることを3つくらい決めておくと動きやすくなります。食べたいもの、行きたい場所、自分へのご褒美、少し記録する時間。
完璧な予定表ではなく、当日の自分を助けるメモくらいで十分です。立派な作戦書でなくていい。雑な指令書でいい。
何も準備していない誕生日でも間に合いますか?
間に合います。前日でも、当日の朝でも、15分あれば十分です。
「ケーキを買う」「好きなご飯を食べる」「今日の気持ちを少し記録する」くらいなら、すぐに決められます。大事なのは、何もなかった日にしないためのひとつの行動を入れることです。
一人で自分を祝うのは変ですか?
少しばからしい感じはあります。でも、変ではないと思います。
自分の誕生日を、自分で少し祝う。それは、自分を雑に扱わないための小さな行動でもあります。自分主催・自分参加・自分拍手でも、「これはこれであり」と思えたら成功です。
おわりに:あとは6月30日を迎えるだけ
今回は、41歳の誕生日の前に、誕生日ミッションの準備をしてみた。
一人の誕生日を楽しむ方法というより、正確には、一人の誕生日を何もなかった日にしないための作戦会議だ。
前日に旅のしおりを作る。支給品候補を決める。作戦ルートを確認する。裏切り者スマホを監視する。そして、ラスボス「虚無」が出てくるかもしれないことも、うっすら覚悟しておく。
だいぶばからしい。でも、これはこれであり。
そう思えたら、もう半分くらいは成功しているのかもしれない。
作戦はまだ始まっていない。
それでも、装備は確認した。敵組織も把握した。支給品候補も決めた。
あとは、当日の自分が現場に向かうだけである。
次回は、実行編だ。
アウトレットで支給品は見つかるのか。サウナという回復ポイントにはたどり着けるのか。スマホは本当に裏切るのか。
そして、のりてらは最後に「ばからしいけど、これはこれであり」と言えるのか。
41歳おじさん誕生日ミッション。
あとは、6月30日を迎えるだけだ。

この記事で残したい4つのこと
今日のまとめ一行
一人の誕生日は、前日にふざけた作戦書を作るだけでも、何もなかった日にしない準備になる。
今日できる一歩
自分の誕生日が近い人は、当日やることを3つだけメモしてみてください。食べたいもの、行きたい場所、自分への小さなご褒美。
それだけでも、当日の自分を少し助けられます。
次に読む一記事
誕生日ミッションの実践編・前編はこちらです。
準備したしおりは本当に役に立ったのか。秘密結社「いつも通り」に勝てたのか。車の修理費6万円、アウトレットでの服選び、白Tの透け問題、お誕生日クーポン事件まで、実際にやってみた記録を残しています。
一人の誕生日を楽しむ方法|41歳おじさんの誕生日ミッション実践編・前編

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うまくいったことだけでなく、迷ったこと、止まったこと、少し笑えたことも含めて、これからも書いていきます。


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