LPのファーストビューで迷う・決まらない理由|デザインの前に「何屋か」を決める

LPのファーストビューで迷う理由を考えているのりてらスライムと作業机 Web制作・思考ノート
この記事は約11分で読めます。

仕事柄LPのファーストビューを作ろうとして、キャッチコピーやデザインが決まらずに手が止まってしまうことがあります。

自分も、アトリログ15のLPを作ろうとして、まさにそこで止まりました。

結論から言うと、ファーストビューで迷うのは、デザインや言葉の選び方だけが原因ではありませんでした。

今回気づいたこと
LPのファーストビューで迷っていた理由は、「このページは何屋なのか」「最初にどんな安心を渡したいのか」という軸が、まだ定まりきっていなかったからでした。

今回は、完成したLPの話ではありません。

作ろうとして止まったからこそ見えた、LPのファーストビューで迷う理由と、そこから抜け出すための小さな考え方を残します。

LPのファーストビュー作成で迷う・手が止まる本当の理由

ファーストビューは、LPを開いた時に最初に見える場所です。

スクロールする前に表示される、いわばページの入口みたいな部分。

ここで、何のページなのか。誰に向けているのか。何ができるのか。次にどうすればいいのか。

それを短い時間で伝える必要があります。
その時間1.2秒。
なんて書いていた本もありました。

ここまでは、調べれば出てきます。
でも、実際に自分のLPを作る側になると、急に難しくなりました。

キャッチコピーを入れましょう。
メインビジュアルを置きましょう。
CTAを見える位置に置きましょう。
スマホでも見やすくしましょう。

ひとつひとつは、たしかにその通りです。

ただ、僕の場合は、その前で止まっていました。
そもそも、このページを見た人に、最初の一瞬で何を感じてほしいのか。

ここが曖昧なまま、見た目やボタンやコピーを決めようとしていた。
だから作っている間に迷子になったような気がしました。

アトリログ15のLPでファーストビューが決まらなかった話

アトリログ15は、自分の中では「15分の実験記録」です。

習慣化アプリというより、日記というより、タスク管理というより、15分だけ何かをやって、その時間を残すための小さな記録。

ここまでは、自分の中で決まっていました。

でも、それをLPにしようとした瞬間、急に手が止まりました。

最初にどんな言葉を置くのか。
どんな画像にするのか。
ボタンは上に置くのか。
説明はどこまで入れるのか。
スマホで見た時に、ちゃんと伝わるのか。

考えることが一気に増えました。

今のファーストビュー案は、画像と構図だけで見れば、そこまで悪くないと思っています。

机の上にノートがあって、15分を表す時計があって、のりてらスライムがそっと記録している。

世界観としては、近い。

でも、文字の位置やスマホ表示になると、まだ見えにくい。
そして何より、最初の1.2秒くらいで「何のページなのか」が伝わるかというと、まだ弱い気がしました。

じっくり読めば、意味はわかるかもしれません。

でも、ファーストビューは、じっくり読んでもらう前の場所です。

ここで「背景を知っていれば通じる」くらいの言葉を置いてしまうと、たぶん遅い。

自分には思い入れがあります。
でも、初めて見る人は、まだその物語を知りません。

その当たり前のことに気づいたら、急に言葉が重くなった気がしました。

アトリログ15の現在のファーストビュー案のスクリーンショット

製作途中のFV画像

作ろうとして気づいた「FVが決まらない」3つの原因

LPのファーストビューが決まらない3つの原因を整理したイラスト

最初は、LPらしいページを作ろうとしていました。

ファーストビューがあって、説明セクションがあって、使い方があって、共感ストーリーがあって、最後に行動ボタンがある。

いわゆる、ちゃんとしたLPっぽい構成です。

AIにも相談しました。すると、形は少しずつ整っていきます。

見出しを置く。CTAを置く。機能を説明する。スマホでも見やすくする。セクションごとに情報を整理する。

たしかに、LPらしくはなっていきました。でも、どこかで違和感がありました。

原因1:キャッチコピーに「あれもこれも」と詰め込みたくなる

「流される時間に、15分だけ足跡を残す。」というコピーは、自分の感覚には近いです。

ただ、少しきれいに言いすぎている気もしました。

背景がわかっている自分には通じる。
でも、初めて見る人が一瞬でわかる日本語かというと、少し怪しい。

流される時間。15分。足跡。再出発。記録。自分の時間。

どれも入れたくなります。でも、全部入れると、結局何を言いたいのかわからなくなる。

キャッチコピーは、自分の気持ちを全部乗せる場所ではないのかもしれません。

まずは、1.2秒で「何のページなのか」が伝わること。
そのうえで、少しだけ温度が残ること。

その順番を間違えると、きれいだけど通じない言葉になってしまう気がしました。

原因2:ファーストビューで「全部説明」しようとしてしまう

LPのデモ画像も作ってみました。

使い方も入れたい。
共感も入れたい。
なぜ15分なのかも伝えたい。
記録の意味も残したい。
「できなかった日も戻っていい」という安心も置きたい。

考えていなかったわけではありません。

むしろ、考えすぎていました。

その結果、LPとして少し破綻してきました。

どれもこれも見せたい。
でも、連続性がない。
セクションごとのコンテンツを詰め込んだせいで、ページ全体の流れが重くなっていく。

たぶん、ファーストビューでも同じことをしていました。

最初の一画面で、全部説明しようとしていた。

でも、ファーストビューは説明書ではなく、入口なのかもしれません。

入口で大事なのは、全部を理解してもらうことではなく、

「もう少し見てもいいかも」

と思ってもらうこと。

そこを見失っていた気がします。

アトリログ15のLP全体構成を検討したデモ画像

バナナプロで作ったLPのデモ画像

原因3:デザインをかっこよくしようとして、自分の温度から離れる

正直に言うと、ちゃんとしたサービスっぽく見せたかったです。

完成していないのに、完成品みたいに見せたかった。

ここは、少し恥ずかしい。

でも、かなり本音に近いです。

LPを作るとなると、急にそれっぽくしたくなります。

整ったデザイン。ちゃんとしたボタン。見栄えのいい構成。サービス紹介っぽい言葉。使い方の説明。CTA。

それらを置いていくと、見た目はLPっぽくなります。

でも、アトリログ15の温度から少し離れていく感じもありました。自分が本当にほしかったものは、もしかすると、もっと単純だったのかもしれません。

スマホのブラウザでページを開く。ボタンを押す。15分が始まる。終わったら音が鳴る。「よくできました」みたいな画面が出る。そして、今日の15分で何をしたかを少し共有できる。

それくらいで良かったかも。
長いLPではなく、1画面でもよかった。なんなら、アプリみたいなものでもよかった。

AIに相談していると、形は整っていきます。

でも、こちらが「何を大事にしたいのか」を持っていないと、整った別物に近づいていくこともある。

AIが悪いと言いたいわけではありません。ただ、自分の中にある温度を置き去りにしたまま進めると、きれいだけど自分から離れたページになってしまう。

今回は、そこに気づくまで少し時間がかかりました。

ファーストビューの迷いから抜け出すための考え方

ここまで書いてきて、少しだけ見えてきたことがあります。

LPのファーストビューで迷った時、いきなりデザインやボタンの位置から考えると、たぶんまた迷います。

先に決めるのは、もっと手前のことでした。

ファーストビューで迷った時に考えたい3つのこと

1. このページは何のページかを一行で書く
例:アトリログ15は、15分だけやって、今日の小さな実験を記録するページ。

2. 最初の一画面で全部説明しようとしない
使い方、背景、想い、ストーリーを全部入れると、入口が重くなります。まずは「もう少し見てもいいかも」と思える一言に絞る。

3. CTAの前に、読者が安心できる言葉を置く
「今すぐ始める」より先に、「15分だけなら戻れるかもしれない」と感じてもらえる入口を考える。

この3つを考えた時、自分がなぜ止まっていたのかも少し見えてきました。

最初に決めるのは「このページは何屋なのか」

LPのファーストビューで最初に決める「何屋か」を表したイラスト

今回、アトリログ15のLPで止まってみて、ひとつ思ったことがあります。

ファーストビューで迷うのは、デザインだけの問題ではありませんでした。

このページは何のページなのか。誰に向けているのか。何を約束するのか。最初にどんな安心を置きたいのか。

そこが決まっていないと、キャッチコピーも、画像も、CTAも決まりません。

難しい言葉で言えば、事業領域なのかもしれません。
でも、自分の感覚ではもっと単純で、「このページは何屋なのか」を最初に見せることでした。

LPのファーストビューは、人間の顔みたいな部分なのかもしれません。

初めて会った時に、なんとなく伝わるものがあります。怖そうなのか。やさしそうなのか。急かしてきそうなのか。少し話を聞いてくれそうなのか。

LPのファーストビューも、たぶんそれに近い。

デザインは、かっこよくてもいい。可愛くてもいい。洗練されていてもいい。シンプルでもいい。

でも、その前に、何者なのかが伝わっているか。

誰に、どんな安心を渡したいのかが見えているか。

そこがないと、どれだけ整えても迷う。

今回、自分が止まっていたのは、文字の位置だけではありませんでした。

アトリログ15を、「何者として見せたいのか」
それを一画面で伝える覚悟みたいなものが、まだ足りなかったのだと思います。

行動を急がせる前に、安心して見られる入口を置く

CTAの前に安心感を置く考え方を表した入口のイラスト

LPのファーストビューでは、CTAボタンを置くことが多いです。

「申し込む」「資料請求する」「無料で試す」「今すぐ始める」

たしかに、LPなら行動してもらう導線は必要です。
でも、アトリログ15の場合は、強いCTAを最初に置くことに少し違和感がありました。

ボタンを押してもらう前に、このページにいても大丈夫だと思ってもらいたかった。

責められなさそう。続けられなくても戻れそう。15分だけなら、少しできるかもしれない。

そういう安心を、先に置きたかったのだと思います。

アトリログ15を届けたい人は、何かをバリバリ続けられる人だけではありません。

仕事、家事、介護、育児。
気づいたら一日が流れていく人。
自分の時間がSNSやソシャゲに溶けていく人。
やりたいことはあるけれど、今日も何もできなかったと思ってしまう人。

過去の自分も、そこに入っています。だから、最初に置きたいのは「今すぐ始めろ」ではありませんでした。

まず、ここに来ても責められない。15分だけ置いていける。できた日も、できなかった日も、戻ってきていい。

そんな入口にしたかった。

これが見えていなかったから、ファーストビューで迷っていたのかもしれません。

同じようにLP制作の最初の一歩で迷っている人へ

もし、LPやブログの最初の画面で迷っているなら、いきなり全部を作ろうとしなくてもいいのかもしれません。

まず考えるのは、きれいなデザインよりも、ボタンの位置よりも、

このページは何のページなのか。

ここなのだと思います。

もちろん、見た目は大事です。スマホで見やすいことも大事です。キャッチコピーも、CTAも、信頼できる情報も必要になる場面はあります。

でも、それらは全部、「何を伝えたいか」の上に乗るものです

自分の場合は、そこを飛ばして、先にLPっぽさを作ろうとしていました。

だから、どんどん重くなった。

どれもちゃんと作り込まないといけない気がして、結果的に逃げたくなりました。

今なら、まずは仮のファーストビューを1枚残すくらいでよかったのだと思います。

完成品ではなくていい。まだ違和感があってもいい。「ここまでは悪くない」「ここはまだ違う」と言える状態にする。

それだけでも、次に動くための小さな手がかりになっていきます。

小さく始めるなら
まずは、完成したLPではなく「仮のファーストビューを1枚」残すだけでもいいと思います。そこから、キャッチコピーを削る。スマホ表示を直す。安心感を足す。そんな順番でも、制作は少しずつ前に進みます。

ファーストビューは、完成させる前に、自分の考えを映してくる場所なのかもしれません。

だから迷う。
でも、その迷いも、あとから振り返るとちゃんと残るものになる気がします。

LPのファーストビューに関するよくある質問

LPのファーストビューとは何ですか?

LPのファーストビューとは、ランディングページを開いた時に最初に画面に表示される範囲のことです。スクロールする前に見える場所で、キャッチコピー、メインビジュアル、CTAボタン、信頼できる情報などを置くことが多いです。

LPのファーストビューでは何を伝えるとよいですか?

まずは「何のページなのか」「誰に向けているのか」「どんな価値があるのか」が伝わることを大事にしたいです。きれいなデザインやボタンの配置も必要ですが、その前に、ページの役割が見えることが必要だと感じました。

ファーストビューでキャッチコピーが決まらない時はどう考えればいいですか?

最初から気持ちを全部入れようとすると、言葉が重くなりやすいです。まずは「1.2秒で何のページか伝わるか」を考えて、そのあとに自分らしい温度を少し足すくらいがちょうどいいのかもしれません。

LPのファーストビューにCTAは必ず必要ですか?

LPではCTAボタンを置くことが多いですが、ページの目的によって温度感は変わると思います。アトリログ15の場合は、強い行動ボタンよりも先に、「ここにいても大丈夫」と感じてもらえる入口を置きたいと感じました。

おわりに:まずは「仮の1枚」を残すことから

完成ではなく仮のファーストビュー案を1枚残す様子のイラスト

この記事を書いたからといって、アトリログ15のLPが完成したわけではありません。

相変わらず、ファーストビューは仮のままです。

スマホ表示も直したい。キャッチコピーも削りたい。1画面で完結するタイマー案も、たぶん試したくなる。

でも、少しだけ前に進んだ気はしています。少なくとも、なぜ止まっていたのかは見えました。

自分は、LPをきれいに作りたかっただけではありませんでした。

アトリログ15を通して、短い時間でも自分に戻れる感覚を置きたかった。

前に見かけたマイケル・ジャクソンの言葉に、「生きていることや、自分らしくいられることの幸せ」について触れたものがありました。少し恥ずかしいけれど、アトリログ15でやりたかったことは、たぶん少しだけそれに近いです。

大げさに人生を変えるとかではなく、15分だけ、自分の時間を自分の方へ戻す。

今日は少し置けた。今日は少し残せた。今日は少し、自分でいられた。

そんな場所にしたかったのかもしれません。

完成したLPは、まだ製作途中。

でも、仮のファーストビューは1枚残せた。今日は、それでいいことにします。

この記事で残したい4つのこと

今日のまとめ一行

LPのファーストビューで迷うのは、デザインを決めるだけではなく、「何者として見られたいか」を最初の一画面に置く作業だからでした。

今日できる一歩

LPやブログの最初の画面で迷ったら、まず「全部伝える」ではなく、「1.2秒で何のページか伝わる一言」をひとつだけ考えてみる。

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