AdSenseで有用性不足と言われた僕が、合格までに積んだ3つの土台

AdSenseで有用性不足と言われた僕が、合格までに積んだ3つの土台 Web制作・思考ノート
この記事は約7分で読めます。

2025年10月。
はじめてAdSenseを申請して、10月31日に届いたメール先には、
有用性を改善してください」の文が書かれていました。

落ちたこと自体より、その言葉の曖昧さがきつかったです。
どこがダメで、何を直せばいいのか。
スタート地点すら見えない感じでした。

それでも、諦めきれませんでした。
今の会社では副業が禁止されているので、収益化をする予定はありません。
それでも挑戦を続けたのは、
このブログが本当に誰かの役に立てる形になっているのか、自分で確かめたかったからです。

あれから約4か月。
ある日の夜、Gmailの受信トレイに、見慣れない件名が並んでいました。

開いてみたら、そこにはこう書かれていました。
おめでとうございます

この、のりてらブログ、AdSenseの審査が通りました

心臓が一拍止まって、そのあとドクンと音がした気がしました。
画面を二回見直して、三回目でやっと、顔がじわっとゆるみました。
あ、ちゃんと届いたんだ

先ほども書きましたが、会社の規約で副業は禁止なので、収益化はしません。

それでもこの記事を書いているのは、
あの一文に胸をえぐられた昔の自分や、
今、同じ場所で止まっている誰かに、
ここまでやれば、ちゃんと届いたよ」と伝えたくなったからです。

転機になったのは、Google公式のガイド
有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」を読んだ夜でした。
その中にあった、コンテンツを
誰が・どのように・なぜ」の3つで見直す、という考え方がやけに刺さりました。

そこで僕は、ひとつ仮説を立てました。

『有用性が足りないと言われた正体は、文章力じゃない。
このブログの「誰が・どのように・なぜ」が、読み手に届いていないだけだ。』

この記事は、その仮説をもとに、のりてらブログを作り直していった4か月の実験ログです。
同じところで止まっている誰かの、足場になればと思って書いています。

のりてら
のりてら
この記事を書いた人

のりてら|富山でWeb制作と暮らしの実験を、15分単位で積み上げています。
以前はECのページ/記事作りに長く関わりました。今は手を動かした制作ログを公開中。
記事は体験ログ+確認(公式情報/検証)で作成。AIは整理に使用(最終編集は筆者)。
読んだ人が、自分の一歩を軽くできるブログを目指しています。

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最初のつまずきと「誰が」の仮説

カテゴリとタグを減らしてブログの輪郭を整えるイメージ

最初に手を付けたのは、中身ではなく「誰が書いているブログなのか」という土台でした。
理由はシンプルで、読者がブログの正体をつかめないと、記事を読む前に離脱すると考えたからです。

当時の、のりてらブログには、カテゴリが5つありました。
タグも思いつくまま増やしていて、自分で見ても輪郭がぼやけていました。
「結局ここは、何のブログなんだろう?」と、自分ですら迷う状態でした。

そこで、仮説に沿って削りました。

  • カテゴリを5つから3つに絞る
  • 似たようなタグを整理してまとめる
  • トップページに「のりてらブログは〜」という一文の紹介を入れる
  • 記事の目次のすぐ下に、簡単なプロフィールを置く

カテゴリを減らす作業は、正直少し痛かったです。
選択肢を捨てるのは、「自分の可能性を削っている」ようにも感じたからです。

でも、削り終わって画面を見たとき、すっと肩の力が抜けました。
あ、ここはこの3つのテーマについて書いている場所なんだ」と、
自分でも言えるようになったからです。

観察してみると、読者にとっての「誰が」は、
プロフィールの顔写真や経歴よりも、ブログ全体の輪郭そのものなんだと思いました。

短くまとめると、僕にとっての「誰が」を整えるとは、余計な引き出しを閉じることでした。


「どのように」を見せるために、点を線にした

15分実験とシリーズ投稿で積み上げるイメージ

次に見直したのは、「このブログはどのように作られているのか」という部分です。
理由は、単発の記事だけが並ぶと、読者が「次にどこへ進めばいいか」で迷うからです。

審査に落ちた直後の僕は、正直焦っていました。
記事数を増やせばいいのかもしれない。
正解っぽい情報を集めればいいのかもしれない。
そんな気持ちでいくつか記事を書いてみましたが、どれも手応えが残りませんでした。

そこで、やり方を変えました。

  • ブログ改善シリーズを連番で書く
  • 15分実験の記録も、連番で積み上げる
  • 「1記事完結」より、「シリーズ全体で一つのテーマを追う」構成にする

さらに、毎日15分だけ書く時間を確保すると決めました。
ここでの15分は、きれいな文章を書く時間ではなく、

  • 今日やってみたこと
  • どこで詰まったか
  • 明日15分で試すこと

この3つを残すための時間です。

いざ記事のシリーズ化を始めてみると、
点で終わっていた記事が、少しずつ線になっていく感覚がありました

読者にとっては、「この話の続きはどこか」「この人はどんなふうに考えて動いているのか」が追いやすくなります。
自分にとっても、「今日はここまで進んだ」と言える小さなゴールが増えました。

観察してみると、継続のしんどさは、気合いではなく「帰ってこられる道がないこと」から生まれていた気がします。
短く言えば、「どのように」を見せるとは、点ではなく線で見せることでした。


「なぜ書くのか」を言葉にした瞬間

体験ベースの実験ログを大事にする決意のイメージ

そして最後に向き合わざるを得なかったのが、「なぜそれを書くのか」という問いでした。
ここが一番、怖いところでした。

有用性を上げたい。
評価されたい。
そう思えば思うほど、文章がどこかの「正解っぽいまとめ」に寄っていきます。
そのたびに、のりてらブログを続ける意味が、少しずつ削れていく感覚がありました。

それでこう決めました。
だれでも書けるブログを量産するくらいなら、のりてらブログは閉じよう。
それくらい、この場所を「アウトプットする大切な場所」として守りたかったんです。

だから、ここで腹をくくりました。

  • 本や他人の正解をまとめるだけの記事は書かない
  • 自分の体験と失敗と、そこからの小さな修正を書く
  • うまくいかなかった日も、そのままログとして残す

今回のAdSenseの話でいえば、

  • 2025年10月31日に『有用性を改善してください』とだけ言われて落ちたこと
  • その夜にGoogleのガイドを読んで、『誰が・どのように・なぜ』の仮説を立てたこと
  • そこからカテゴリを削り、シリーズを作り、15分実験を続けたこと

この順番でしか書けないものが、僕の「なぜ」です。

体験ベースで書き始めてから、不思議と自己嫌悪が少し減りました。

うまくいかない日も、“何もしていない自分”ではなく、“実験して上手くいかない事がわかった自分”として残せるからです。

短い分析をすると、「なぜ」を言葉にすることは、
読者のためだけでなく、途中で折れそうな自分をもう一度立たせるための作業でもありました。


僕なりの「誰が・どのように・なぜ」の当てはめ例

誰が・どのように・なぜを3つの要素で整理した図解

ここまで読んでも、「それ、自分のブログだとどう当てはめればいいの?」と感じるかもしれません。
なので最後に、僕なりの当てはめ方を、もう一度整理しておきます。

まず、僕の中での3つの問いはこう整理しました。

  • 誰が = このブログは、誰が・何について語る場所なのか
  • どのように = そのブログは、どんなふうに作られているのか(プロセス)
  • なぜ = それを続けて書く理由は何か

これを、実際にやったことに落とすとこうなります。

『誰が』のためにやったこと
カテゴリを3つに絞り、タグを整理し、トップに一文で紹介を入れました。
さらに、目次の下にプロフィールを置き、「この文章はこういう人間が書いている」と分かるようにしました。
→ 初めて来た人が、安心して読み始められる状態を作るためです。

『どのように』のためにやったこと
ブログ改善シリーズと15分実験を、連番で積み上げました。
一つひとつの記事を完璧にするより、「今日はここまで進んだ」を見せる構成にしました。
→ 読者にも自分にも、「これは偶然の一記事ではなく、積み上げの一部なんだ」と分かるようにするためです。

『なぜ』のためにやったこと
本や情報のまとめではなく、自分の実験と失敗と小さな修正を書くと決めました。
うまくいかない日も、そのままログに残しました。
→ どこでも書ける記事ではなく、「のりてら()が書いた記事」にするためです。

僕には、大げさな肩書きや、華やかな実績もありません。
それでも、この3つを自分なりに当てはめていったことで、
「有用性不足」というぼんやりした一言に、少しだけ具体的な返事ができるようになりました。


アドセンス審査は、ブログの土台を見直す転機だった

『丁寧に積んだものは、ちゃんと届く』その感覚を、やっと自分の中に持てたことです。

振り返ってみると、僕がやったことは派手なテクニックではありませんでした。

  • 『誰が』 を整えるために、カテゴリとタグを削り、ブログの顔をはっきりさせたこと。
  • 『どのように』 を見せるために、シリーズ化と15分実験で、点を線にして見せたこと。
  • 『なぜ』 を守るために、体験ベースの実験ログとして書くと決めたこと。

その結果として、AdSenseの審査は通りました。
でも、僕にとって一番大きかったのは、合格そのものではありません。

『丁寧に積んだものは、ちゃんと届く』
その感覚を、やっと自分の中に持てたことです。

4か月で作った土台は、AdSenseの合否に関係なく、
この先もずっと、のりてらブログの背骨でいてくれると思います。

もしこの記事を読んでいるあなたが、
今まさに「有用性不足」の一文に心を折られかけているなら、
一気に全部を直さなくて大丈夫です。

今日は「誰が」だけ。
明日は「どのように」。
明後日「なぜ」を少しだけ言葉にしてみる。

そのペースで進んでも、ちゃんと前に進めます。
あなたも今日は半歩だけ、一緒に前に進めたらうれしいです。


今日のまとめ一行
『有用性不足』と言われた正体は、文章力ではなく、「誰が・どのように・なぜ」を見せきれていなかったことだった。

今日できる一歩(15分)
自分のブログを開いて、
「このブログは何のための場所か」を一文で書き、トップかサイドバーのどこかにそっと置いてみる。
余裕があれば、カテゴリを3絞るイメージで眺めてみる。

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